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入力フォームの離脱率を調べる方法と改善方法

入力フォームデザイン

一般的に入力フォームまでたどり着いたユーザーの離脱率は7割と言われています。入力フォームまで到達するユーザーは限られているため、入力完了をコンバージョンで見たときにCVRが1%前後になってしまうことが多いです。 なぜ、入力フォームまで到達したユーザーの大多数が離脱してしまうのでしょうか。

入力フォームで7割のユーザーが離脱する理由

ユーザーが離脱する理由は大きく分けて3つあります。

1.ミス操作で入力フォームにたどり着いた

離脱するユーザーの中の1割程度は、ミス操作によって入力フォームに到達しています。ユーザーのWEBリテラシーが高くなりつつある昨今、ミス操作の数は減ってきていますが、0ではありません。ミス操作を完全に防ぐことはできませんが、サイトのUIを見直すことで0に近づけることはできます。

2.競合他社との比較で負けた

意外と知られていませんが、入力フォームまで到達してから競合他社のサイトで商品を比較するユーザーは多いです。 ECサイトで言う『カゴ落ち』も同じ原因で起こります。 ※ショッピングカートに商品を入れたユーザーが買わずに離脱すること 当然、他社の商品が良いと感じれば、商品を買わずに入力フォームの途中で離脱することになります。 商品比較による部分はすぐには改善できませんが、フォーム入力からフォーム完了までのプロセスを短くし、ユーザーの熱が冷めないうちに入力完了してもらうことで数を減らすことができます。

3.入力フォームの使いづらさによる離脱

入力フォームの離脱の大多数を占めているのが、入力フォームの使いづらさによる離脱です。 入力フォームはページの中で、一番ストレスのかかる場所だと言われており、エラーなどが出た場合には、ほとんどのユーザーが離脱してしまいます。 入力フォームのUIを見直し使いやすい形にすることで、フォーム離脱率を半分以下に減らすこともできます。

入力フォームのどこに問題があるのか

入力フォームデザイン

具体的にどこの部分に注意して改善すれば良いのか説明いたします。

1.入力フォームのデザイン

入力完了率の悪いサイトで最も多い問題は入力フォームのデザインが悪いことです。テンプレートをそのまま流用した入力フォームを作っていたりしませんか? 入力フォームのデザインは、メインユーザーに合わせて調整するのが理想です。 例えば、高齢の方がターゲットの場合は、文字を大きくしなければなりませんし、操作も慣れていないことが予想できるため、項目の間を大きくあけるなどしてミス操作が少なくなるようにしなければなりません。

※入力フォームデザインの基本については別ページで詳しく説明しております。
https://gorilla-efo.com/blog/form-design.html

2.入力項目に問題がある

実は、入力項目の順番が入力完了率に大きく影響する場合があります。入力項目にはサイトに適した順番というものがあり、それに則った修正を加えることでユーザビリティが向上します。 例えば、自宅に直接DMを送るような商材は、できるだけ早く住所の入力をさせた方が良いでしょう。入力フォームは下に行くにつれ集中力が切れてくるため、入力ミスも増えてきます。そのため、重要な項目はできるだけ集中力の高い状態で入力してもらう方が良いでしょう。 また、入力項目は必要な分だけにし、できるだけ削った方が良いです。

3.項目の入力方法

項目の入力方法を全部テキスト入力にしていませんか? テキスト入力は最もミスが起こりやすいため、他の方法で済むのであれば極力使用しない方が完了率が高くなります。 例えば、セレクト項目やラジオボタンで用意した選択肢から選ばせることでミスを減らすことができます。フォーム入力にかかる時間が短くなればなるほど、入力完了率も高くなりますので、オススメです。

EFOは入力フォームの改善点を調べることが第一歩

入力フォームデザイン

実は、入力フォームの改善点というのはGoogle Analyticsやヒートマップツールなどでは完全に知ることはできません。 入力フォームの改善点を調べるには、専用のツールが必要になります。それは「EFOツール」と呼ばれるエントリーフォームの改善ツールです。 EFOツールを使えば様々な分析方法からどこに改善点があるのか調べることができます。

■期間別分析レポート
期間ごとの入力フォームのデータを見ることができます。施策ごとにどこに変化があったか調べることができるため、どの施策が効果が高かったのか調べることができます。
■項目別分析レポート
入力フォームの項目ごとの入力完了率などを見ることができます。どの項目に問題があるのか調べることができるため、項目の取捨選択や並び替え、デザインの変更などに役立てることができます。
■ブラウザ別分析レポート
ブラウザごとの入力完了率を見ることができます。ブラウザによっては入力フォームの見え方がまったく違います。入力完了率の低いブラウザに合わせて設定を見直すことでCVRの改善に役立てることができます。

改善点を調べるEFOツール

いかがでしたか?サイトのCVRをあげるために、入力フォームの改善がいかに重要かおわかりいただけたと思います。 本当に効果の高い入力フォームはそのページ専用に作成されたものです。 基本は抑えたけれど、さらにCVRを改善したいと思われる方は、EFOツールの導入をお勧めいたします。 ※すべてのEFOツールに分析機能があるわけではありません。